外資系製薬会社、国内医療機器メーカーを経て、現在はプルデンシャル生命保険でライフプランナーの加藤里奈さん。後編では社内での職種の変更や働きながら学ぶことの意味について聞きました。
前編 「興味ない」から「天職と思える仕事」へ 出会いを大切に
後編 マネジメント経験で見えた新しい現場の魅力 ←今回はココ
プルデンシャル生命保険・ライフプランナー
2、学び…目指すは誰からも頼られる「ドラミちゃん」
2年限定で働く予定が、営業所長に
日経xwoman編集部(以下、――) 医療業界から異業種の保険業界に転職した加藤さんですが、どうやって保険について勉強したのですか?
加藤里奈さん(以下、加藤) 「知識は礼儀だ」と、弊社の中ではよく言うのですが、生命保険募集人のライセンスなど、一つ一つの試験を「なるべく満点で突破していこう」と思って取り組みました。「新しいことをするためにはそれなりの準備が必要」と思っていましたし、不安を感じる暇がないくらい勉強するようにしていました。
―― ライフプランナーとして働き始めていかがでしたか?
加藤 顧客は自分で見つけなければならないため、自分の知り合いに「勉強した知識を壁打ちさせてください」と頼んで時間を取ってもらうことからスタートしました。当時、一番うれしかったのは、保険というのは何に対してお金を払っているのかを顧客に理解して再認識してもらえることでした。ただ、働き始めたときは「2年限定で働いて辞めよう」と思っていました。
―― その思いが変わって続けることになったのはなぜなのでしょうか?
加藤 会社の成績優秀者の表彰式が行われたとき、私は両親を連れて行ったんです。すると当時の社長と営業本部長がわざわざ両親のところに来て「加藤さんは頑張っているし、営業所長(※編集部注:ライフプランナーの採用・育成を担当するマネージャー)に向いています」と言ってくれました。
母はもう舞い上がってしまって(笑)。私は「営業所長なんて」と思っていたのですが、母の喜ぶ顔を見て「やってみたら自分の想定とは違うキャリアが開けるかもしれない」と捉えることができました。
―― 営業所長に昇進するとどんな違いがありましたか?