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薄井シンシア「人生は、もっと、自分で決めていい」

薄井シンシア「62歳、シングル」は弱みか? 強みか?

ライフステージで強みと弱みは変わっていく

Terraceで話題!

 自分の限界を知りましょう、現実を見つめましょう、なんていう夢のないことをいつもお話するのですが、「自分のできないことに目を向けるなんて……」とがっかりした人もいるかもしれません。でもこれ、私の実体験からも、自分にとって納得のいく決断をするために欠かせない作業だと感じています。

 時間と年齢は誰にとっても有限です。そのなかで、私たちは、突破の可能性が限りなくゼロに近いことに時間や労力をかけるわけにはいきません。それよりも、今できることにチャレンジして結果を出し、次へ次へとつなげていく。せっかくの貴重な時間、つまり、自分の人生を自分らしく回していくために、できることとできないことを仕分けて、自分の限界を意識することは不可欠だと私は考えています。

 限界を踏まえた上で、次に行うべきは、自分の強みと弱みを正しく仕分けることです。

強みと弱みを正しく仕分ける

 具体的に言うと、自分を特徴づける要素をバラバラに分解し、自分が何かを行おうとするときや挑戦するとき、その要素一つひとつが「強み」として作用するのか、「弱み」として作用するのかを明らかにするのです。

 一つ、例をあげてみましょう。私は「62歳」で「シングル」です。まず、「62歳」という年齢、これは労働市場に打って出ようとした場合、「弱み」になることがほとんど(実際、そうでした)。この62という実年齢は動かしがたい限界。何か他の「強み」で相殺することを考えなくてはなりません。これは、私に限らず、ほとんどの人にも言えることです。

62歳という年齢は変えられない。では、「62歳でシングル」。これは、弱みでしょうか? 
62歳という年齢は変えられない。では、「62歳でシングル」。これは、弱みでしょうか? 

 では、「シングル」はどうでしょうか。私は誰の世話をする必要もなく、好きなだけ仕事ができる今のこの生活が何よりも気に入っています。もちろん誰にも頼れず自分の始末は自分でつけていかなければならないけれど、その分、私は自由。やりたいことには何でもチャレンジできるし、自分のためだけに時間を使えます。

 だから、「仕事が好きで仕事を頑張りたい」今の私にとっては、「シングル」は「強み」でしかありません。

 でも、そうじゃない人も少なくないと思います。シングルなのだから、手堅くきちんと今の生活を守っていこう、と考える人もいるでしょう。ただその場合は、「守りたいもの」がある分、「シングル」が「弱み」になる可能性もあります。

 この仕分けの大前提は、これは決して、善し悪しの問題ではないということ。単なる価値観の違いです。

 この違いは、例えば、「報酬は少なく、成功の確率は50%未満だけれど、自分がとても興味がある仕事」と「そこまでワクワクしないけれど、自分の経験を生かして確実に成果が出せる安定した仕事」のどちらを選ぶかといった局面でも同じ。そのとき置かれている立場や状況、価値観によって、選ぶ答えは変わってくると思います。

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