目をつぶって「えいっ」と無理やりどちらかを選ぶのも一つですが、選択の根拠が乏しいため、納得感が得られず、「あちらを選んでおけばよかった」と後悔することにもなりかねません。
そこで、どちらにするか悩む時間を、情報収集に充てるのです。自分で得た情報は、納得感のある決断の土台になります。選ぶ根拠が見つかるかもしれないし、何も出てこなかったら、どちらも捨てて、第3の選択肢Cを探す道に進めますから。
悩むのは、同じ場所をぐるぐる巡ること。考えるということは先へ進むことです。立ち止まらず、情報を補強し、思考を先へ進めたいですよね。
文/平林理恵 写真/鈴木愛子