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女性管理職育成・交渉コンサルタント 小早川優子「自信がない人ほど、いいリーダーになれる!」

男性管理職だって自信がない 今の管理職はどうすれば?

男性管理職Aさん相談編(上)小早川優子/自信のなさの理由の一つは「勉強不足」

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直属の上司に「だめ」と言われないよう、さらに上に話を持っていく

小早川さん さらには、今の若手社員にはルールを守ろうとする人が多い傾向があります。直属の上司に「それはだめ」と言われたら動けなくなってしまうので、それを避けるために、上司を飛び越して、さらに上の人に話そうとしてしまいます。

 例を用いて説明しましょう。街中で「この人は危険なのでは?」と思われる人と遭遇したとします。大声を上げたり、誰かに暴力を振るっていたり。そんなときには、その人に直接注意するよりも警察を呼んできたほうが自分の身を守れるように感じますよね。こんなふうに、若者は自分を守るために、人事・労務に話をしたほうがいいと判断するのです。これは肌感覚ですが、今の若者はリスクに対して敏感で、危機管理意識が高いと思います。社会的マイノリティであることも理由の一つとなって、「権威の力を借りることが正しい」という考えを持つのだと思います。

勉強すれば、最先端の研究から学ぶことができる

小早川さん 日本の多くの職場では「仕事は実地から学べ」とよく言われますが、実地から学べることには限界があります。一方で、勉強すれば、最先端の研究から学ぶことができ、その効果は高いです。

 最近、ダイバーシティに関する相談を受けることが増えていますが、そのとき、ある人がこう言っていました。「50代男性の社員から『ダイバーシティの大切さも分かる。イノベーションの大切さも分かる。でも、ダイバーシティとイノベーションの関係性が分からない』と言われるのです」と。でも、その辺りのことは、ダイバーシティ経営やイノベーションに関する本、または経営学の雑誌、「日経ビジネス」や米誌「ハーバード・ビジネス・レビュー」などを読んでみれば分かることですし、世界中の管理職層の多くは、こうした書籍を読んだり学んだりしているはずです。

 ですが、日本では経営に関する基本的なことでさえ、社内研修では学びません。最新の経営学の情報を知るチャンスがないために、世界の会社がどのような方向に進んでいるのかということを、自分が担当している業務を通じてしか知らないことが多く、全体を通した理解につながりにくく、時間がかかってしまうのです。

※ Aさんと小早川さんの対話は、次回に続きます。

構成/小田舞子(日経xwoman) 写真/PIXTA

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