日経xwoman(クロスウーマン)が2022年6月から開講している「次世代女性リーダー育成講座」。23年3月に第三期が終了し、これまでに100人近くが受講しました。現在、第四期(23年6~7月開催)、第五期(23年8~10月開催)の受講生を募集中です。4日間のセミナーや毎回出された課題に対してどのように感じたか、受講の前後で意識や働き方がどう変わったかなど、第一期の卒業生4人に詳しく語ってもらいました。3本の記事でお伝えします。
(1)次世代女性リーダー育成講座「高い視座持つ」が分かった ←今回はココ
(2)「リーダーは最も優秀で知識がある人ではない」の気づき
(3)講座後に届いたフィードバック・シートで自信がついた
コンサルティング会社・食品関係でコンサルティング業務に当たる。プロジェクトマネジャーとして、4~5人のメンバーとプロジェクトを複数回す。本講座の受講料は会社と自分で半分ずつ負担。
れなさん
銀行の統合リスク管理部門で勤務。受講料は会社負担。
みかさん
情報サービス会社の法務業務を担当。効率化の仕組み作りも担う。受講料は自己負担。
はなさん
高知県高知市に本社を置く、不織布を製造する素材メーカー、金星製紙の東京営業所で営業担当として勤務。係長でメンバー3人のグループリーダー。受講料は会社負担。
日経xwoman編集部(以下、略) 「第一期 次世代女性リーダー育成講座」が2022年7月に終了し、1年近く経過しました。講座で学んだ内容を仕事にどう役立てているか教えてください。
はな セミナーで学んだ内容を日々意識して仕事に取り組んでおり、社内でも「また誰か受講できる人がいたら参加してみてほしい」と伝えています。
受講前はプレイヤー目線でしたが、受講後は経営者層の目線を少しずつ理解できるようになりました。例えば今朝、社長や常務と議論したときも、セミナーで学んだ「Win-Win交渉」(味方と協力し合うように議論すること)を意識しながら話したところ、うまく自分の意見を伝えることができました。
みか 先日、会社の後輩から「キャリアについて上司に相談したいことがある。どう話せばうまく伝わると思うか」とアドバイスを求められ、講座で学んだ「マネジメント思考」を思い出しながら、「個人的な困りごととしてではなく、会社の利益によりよく貢献したいという切り口で整理してみるといいのでは」と助言できました。