気になるお腹まわりやお尻、脚のボディラインは「股関節の動き次第で変わる!」と話すのはSNS総フォロワー数120万人超の骨格矯正トレーナーmieyさん。股関節はただ柔らかいだけではだめ。正しく使えるようになることで姿勢が整い、脚やお尻、お腹の脂肪もすっきり! 腰痛や肩こりも出にくくなるという。自身の体も大きく変わったというmieyさんに、正しい股関節の使い方を教わりました。

SNS総フォロワー数120万人超の骨格矯正トレーナーのmiey(ミー)さん
SNS総フォロワー数120万人超の骨格矯正トレーナーのmiey(ミー)さん

股関節を動かすほどエネルギーを消費できる?

 骨盤と太ももの骨をつなぐ「股関節」は、体の中で最も大きな関節。本来360度の全方向に動くが、「座りっぱなしや運動不足によって股関節の動きが悪くなった“サビ付き股関節”の人が多いようです」と骨格矯正トレーナーmiey(ミー)さんはいう。

 「股関節のまわりには大きな筋肉が集まっています。大きな筋肉は動かすのにエネルギーがたくさん必要で、動かさないとその分エネルギー消費量が落ちるので、腰回りや下腹、太ももなどに脂肪がつきやすくなります」(mieyさん)。また、股関節が十分に動かないと姿勢や動作に偏りが出るため、使われない筋肉がやせてお尻が垂れ下がったり、頑張りすぎた筋肉が大きくなって太ももが太くなったりといったボディラインの崩れにもつながるという。

大きな筋肉が集まる股関節
大きな筋肉が集まる股関節
股関節の前側は上半身と下半身をつなぐ大腰筋と腸骨筋、後ろ側はお尻の上部の大殿筋やもも裏のハムストリングス、内側は内ももの内転筋、外側は外ももの大腿筋膜張筋など、大小多数の表層筋と深層筋で構成される。