赤松 WIN WINの目的は女性の政治参画を推し進めることで、その一つの方法としてクオータ制を推進しています。主宰する「クオータ制を推進する会(略称Qの会)」では、年に数回、院内集会(国会議員や社会に声を届ける目的で行う国会議員会館内会議場での活動)を行い、各政党に女性候補者を増やすことをずっと要請してきています。クオータ制は海外ではいろいろな国が取り入れている一つの具体性を持つ方法です。

―― クオータ制は議員や候補者の一定数を女性と定める割当制度ですが、導入すると「政治家の資質がない女性も政治家になるのでは?」という指摘もあります。

女性は政治家向きである理由

赤松 「政治家の資質がない女性」の定義は明確ではないと思います。社会の意識はいまだに「政治は男性の仕事、家庭は女性の仕事」となっています。女性が政治に向かないというのは根拠のない偏見です。まずその偏見を取り除くことが必要です。

 むしろ、多くの女性は過度な野心におぼれず、正義感が強いので政治家に向いている。赤松政経塾では政治家を目指す女性の育成もしています。2019年の統一地方選挙に9人の塾生が立候補し、6人が当選しました。

取材・文/竹下順子(日経xwoman編集部) 写真/花井智子