パートナーとの関係性は?

バービー その点でストレスを感じたことは今の生活ではないですね。パートナーは女性に固定的な役割を押しつける人ではないですし、そういう人だとしたらお付き合いはしなかったと思います。

 もともと私は男性と食事をする場合、その人を恋愛対象として意識した時点で、サラダも取り分けないんです(笑)。料理自体は好きなのですが、義務になるのが嫌なので、付き合ってからは私が台所に立つことが当たり前にならないように接して、自分のスタンスを理解してもらうようにしていました。

 もちろん、付き合っていく上では持ちつ持たれつの関係を築いていくことも大切だと思います。ただ、今も「あなたのために」というスタンスで料理をすることはありません。パートナーとは、お互いに「自分が食べたいものをつくったから、あなたも食べる?」という感じですね。

 パートナーは、ジェンダーやポリティカル・コレクトネス(編集部注:性別や人種などによる差別・偏見を防ぐために、適切な言葉や表現を使おうとすること)について詳しいわけではないのですが、私の肌感覚としては、フラットな感覚を持っている人です。だからお互いに自分たちの考えを伝え合うことができたし、話し合っていくうちに、どんどん私たち2人が納得して暮らしていける答えに向かっていけました。

―― 助け合いつつ、自立した関係を築いているんですね。ちなみに、法律婚にするか事実婚にするかなど、結婚については2年ぐらい話し合っていたそうですが、どんなことを話し合っていたのでしょうか?