本を読んでいて、グッと胸をつかまれたり、パッと視界が開けるような1文に出合うことがあります。そんな忘れたくない1文や本の感想を記録し、インスタグラムで公開している人たちに、ノートや画像で読書記録をつけるメリットとおすすめ本を聞きました。今回は、読書ノートが大切な日記代わりという、ことりさんです。

・人生をリスタートしたいときに読みたい本&読書ノート ←今回はココ
・暮らしと仕事に丁寧に向き合いたくなる本&読書ノート
・押しつぶされそうな心を癒やしてくれる本&読書ノート
・視野を大きく広げ、価値観を変えてくれる本&読書ログ
・人間関係に悩んでいる人が希望を持てる本&読書ログ
・アートから社会問題まで「教養」が磨ける本&読書ログ
・心地よく、自分らしく暮らそうと思える本&読書ノート
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読書ノートが大切な日記代わり

 「書き込める分量がちょうどいい」とA5判のノート(片ページ)に本のあらすじ、印象的な1文、感想をまとめることりさん。

 「読書ノートは日記代わり。選んだ本からも、そのときの興味や関心、情緒を振り返ることができます」。本は「紙」で読みたいタイプ。「電子書籍の読み放題サービスは、普段読まないジャンルの本や雑誌の流し読み用として活用しています」

忘れたくないから読書ノートに記録した最近、読んで「グッときた1文」
 「比べてはいけない」と考えるのではなく、「ついつい比べてしまうもんなんや」という前提の上で、「比べなくてええこと」を自分の中でしっかり線引きしておくことが重要やろね。
『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』
(中村恒子、奥田弘美 著/すばる舎)より
ことりさん

ことりさん
@mi_.pocket(インスタグラム)
運輸関係・技術職/兵庫県在住

<DATA>
●読書量:8〜10冊/月
●書籍代:2000円未満/月
●入手方法:購入2割、図書館8割
●読書記録歴:5年半
●読書タイム:通勤電車、仕事の休憩中、病院の待ち時間、休日のカフェ
●本選びの参考:インスタの読書アカ、エッセイなど本の中に登場するおすすめ本
●読書に目覚めた「きっかけ本」:『怪人二十面相』(江戸川乱歩 著/ポプラ社)「小学生のときに夢中になって読みました。怪盗が神出鬼没で、変装の名人だったところが面白かった記憶があります」
●好きなジャンル:異世界へ脳内トリップできるファンタジー小説
●好きな作家:上橋菜穂子、高田 郁、森見登美彦
●最近のマイベスト本:『夜と霧 新版』(ヴィクトール・E・フランクル 著、池田香代子 訳/みすず書房)