本を読んでいて、グッと胸をつかまれたり、パッと視界が開けるような1文に出合うことがあります。そんな忘れたくない1文や本の感想を記録し、インスタグラムで公開している人たちに、ノートや画像で読書記録をつけるメリットとおすすめ本を聞きました。今回は、読書ノートで情報編集力を磨いた、komugiさんです。
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読書ノートで“情報編集力”を磨いた
書くことが負担にならない「文庫本サイズ」のノートに視覚的にも凝った読書記録をつけているkomugiさん。
「覚えておきたい心を打った1文、その作家ならではの独特な表現だけでなく、本のタイトル文字やイメージイラストなども記録。小さなノートに最大限の情報を詰め込むうちに、情報の編集力が付いたのか、本の要点をつかむのが得意になりました」
『ブラザーズ・ブラジャー』
(佐原ひかり 著/河出書房新社)より

komugi さん(27歳)
@lib_note(インスタグラム)
公務員/長野県在住/祖母と両親と4人暮らし
<DATA>
●読書量:6冊/月
●書籍代:1000円/月
●入手方法:購入1割、図書館9割
●読書記録歴:2年
●読書タイム:就寝前
●本選びの参考:インスタの読書アカ、本屋大賞ノミネート作品
●読書に目覚めた「きっかけ本」:『宵山万華鏡』(森見登美彦 著/集英社)「修学旅行で訪れた京都を好きになり、そのすぐ後に手に取った本の舞台がたまたま京都でした。中学生の私にとって長い小説を読み切れたことが自信に」
●好きなジャンル:食べ物をテーマにした小説
●好きな作家:小川 糸、森見登美彦、柚木麻子
●最近のマイベスト本:『噛みあわない会話と、ある過去について』(辻村深月 著/講談社)