本を読んでいて、グッと胸をつかまれたり、パッと視界が開けるような1文に出合うことがあります。そんな忘れたくない1文や本の感想を記録し、インスタグラムで公開している人たちに、ノートや画像で読書記録をつけるメリットとおすすめ本を聞きました。今回は、読書記録でインプットの“量と質”を増した、しずくさんです。

人生をリスタートしたいときに読みたい本&読書ノート
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読書記録でインプットの“量と質”を増した

 読書記録は「自分だけの名言集」としずくさん。

 「記録していつでも取り出せるようにしておくことで、頑張って覚えておかなくていい。安心して忘れることができる。そうやって脳の容量を空け、新たなインプットを日々増やしています

 実用書は目次に目を通し、気になる所だけを読む。「日常に生かすのが目的なので、この方法で十分です」

忘れたくないから読書ノートに記録した最近、読んで「グッときた1文」
「人生の選択肢には正解なんてないけど、でも、いつか、その選択が正解だったって、胸を張れるように生きること。そういう生き方こそが、きっと正解なんだってさ」
『本が紡いだ五つの奇跡』
(森沢明夫 著/講談社)より
しずくさん(36歳)

しずくさん(36歳)
@shizuku_books(インスタグラム)
休職中/三重県在住/夫と子どもと3人暮らし

<DATA>
読書量:10〜15冊/月
書籍代:1万円/月
入手方法:購入8割、図書館2割
読書記録歴:5〜6年
読書タイム:就寝前、すきま時間
本選びの参考:インスタの読書アカ、書店、出版社や作家のSNS
読書に目覚めた「きっかけ本」:『卵の緒』(瀬尾まいこ 著/新潮社)「読書は物心がつく前からの習慣。読書記録をつけるきっかけになったのは、2015年7月に読んだこの本。印象的な言葉があって、残しておきたいと思いました」
好きなジャンル:グルメ小説、家族小説
好きな作家:原田マハ、森沢明夫、瀬尾まいこ
最近のマイベスト本:『月曜日の抹茶カフェ』(青山美智子 著/宝島社)