本を読んでいて、グッと胸をつかまれたり、パッと視界が開けるような1文に出合うことがあります。そんな忘れたくない1文や本の感想を記録し、インスタグラムで公開している人たちに、ノートや画像で読書記録をつけるメリットとおすすめ本を聞きました。今回は、読書記録で読書が何倍も有意義になったという、クボノさんです。

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読書記録で読書が何倍も有意義になった

 自宅の部屋の白い壁の前に立って本を持ち、三脚に据えた一眼レフで撮ったセルフィーを読書記録の「表紙」にしているクボノさん。人に見せる意識を強く持ち、見る人と本との出合いを残念なものにしたくないと、インスタに載せるのは、自分が本当に面白いと思った本だけに。

 「面白い本かどうか、疑いながら真剣に作品と向き合うので、読書が何倍も有意義です」

忘れたくないから読書ノートに記録した最近、読んで「グッときた1文」
「コンテンツを制作する上では、誰にも負けない『狂』が込められている必要がある」
『私の居場所が見つからない。』
(川代紗生 著/ダイヤモンド社)より
クボノさん

クボノさん
@m.kubono(インスタグラム)
薬剤師/沖縄県在住

<DATA>
読書量:12冊/月
書籍代:1万円/月
入手方法:購入10割
読書記録歴:2年
読書タイム:休日
本選びの参考:インスタの「♯読書」タグ
読書に目覚めた「きっかけ本」:『十二国記』シリーズ(小野不由美 著/新潮社)「小5のときにアニメで知って、原作を読むように。ファンタジーな世界観を極めてリアルに描いていて、『世の中にはこんなに面白い本があるのか!』と感銘を受けました」
好きなジャンル:海外古典もののミステリー小説
好きな作家:小野不由美、瀬尾まいこ、森見登美彦
最近のマイベスト本:『羊と鋼の森』(宮下奈都 著/文藝春秋)