大きな地震や台風、気候変動による自然災害への警戒意識は年々高まっています。特に、ひとり住まいの人は自分で自分の身を守る準備を十分にしておくことが必要です。災害時に安全・快適に過ごすための最低限の知識を、TO DOリストで紹介します。
・おひとりさまの防災TO DO…避難所への持ち出し袋編 ←今回はココ
・おひとりさまの防災TO DO…日常生活・常備品編
・おひとりさまの防災TO DO…災害に遭った時の対応編

今回は、防災に関する心得や避難所への持ち出し袋の中身を見直してみよう
「おひとりさま」の防災、正しい心得とは
ひとり住まいで防災の準備ができていない人は、「ひとりでは不安だから、いざとなったら避難所に行こう」と考えがち。
でも、誰かと一緒にいればなんとかなるというわけではありません。「避難所ではプライバシーが確保されず、公民館や学校の床にじかで寝なくてはならないなど、厳しい生活を余儀なくされることも。そのため、できるだけ自宅での避難という選択肢を取れるようにしておきたいものです」(国際災害レスキューナースの辻直美さん)。
同時に、避難所に行く際の持ち出し袋も確認しておくことも大切。高額な防災専用のグッズをたくさんそろえる必要はありません。普段持っている物やプチプラグッズを活用して、日常生活と防災への備えを上手に両立するのがポイントです。
【防災の心得アップデート】
1. 避難所は想像以上に過酷! できるだけ自宅避難で済むよう備えておく
2. 防災専用グッズは最小限でOK。普段持っているものを活用しよう
3. 防災を「非日常ではなく日常に」。時間のあるときにシミュレーションを