防災TO DOを3本にわたって紹介しています。物資の備えができたら、次は自分の身を守る術を知っておく必要があります。今回は、災害に遭った時に安全・快適に過ごすための最低限の知識をお伝えします

おひとりさまの防災TO DO…避難所への持ち出し袋編
おひとりさまの防災TO DO…日常生活・常備品編
・おひとりさまの防災TO DO…災害に遭った時の対応編 ←今回はココ

 いざ災害が発生したときに、どうやって自分の身を守るのか、シミュレーションしておきましょう。身の安全を確保しつつ、ライフラインが途絶えた際の過ごし方の知恵を順に紹介していきます。

まずは自分の身の安全を確保する

 身を守る際に大切なのは、頭(延髄)と太い血管のある首や手首を守ること。自宅や職場であれば、頑丈な机の下で「ダンゴムシポーズ」を取って待機します。

 路上であれば、車が来ないことを確認して落下物や倒壊物の危険が少ないところに移動します。エレベーター内では、最寄りの階から出られるようにすべての階のボタンを押しましょう。

両手をクロスして、頭と首の後ろ(延髄)を覆った状態で体を前に倒す。
両手をクロスして、頭と首の後ろ(延髄)を覆った状態で体を前に倒す。
【場所によって対処法は違う】 部屋…モノが倒れてこない部屋か玄関へ エレベーター…すべての階のボタンを押す 路上…落下物や倒壊の危険のない場所へ

【場所によって対処法は違う】
部屋…モノが倒れてこない部屋か玄関へ
エレベーター…すべての階のボタンを押す
路上…落下物や倒壊の危険のない場所へ

トイレに逃げるのはNG
トイレの柱が強くない住宅が増えているほか、閉じ込められるリスクがあります。