「革新的なアイデアや技術で、短期間で急成長を目指す」というスタートアップ企業。そこで働く人たちは、安定よりチャレンジングなフィールドで、自分の力を試したいと意気込んでいます。3人の女性を取材しました。

「社会を変える」という使命感がモチベーション

 スタートアップで働く人たちのマインドを知るこの企画。今回は、大手企業とスタートアップ間の新規事業の共創を支援する田尻瞳さん、自身が注目している分野を広げる会社を起業した道場月音さん、本業と副業で新規事業を手掛ける大塩みなみさん――社会を変えるという使命感にあふれる3人に話を聞きました。

田尻 瞳さん、道場月音さん、大塩みなみさん
田尻 瞳さん(写真右)
(42歳・オープンイノベーション事業部 Bizチーム マネージャー/経営戦略)
Creww
ひとり暮らし
手取り年収:600万円以上
仕事熱中度:100%
収入満足度:100%
好きな有名人:トム・クルーズ

道場月音さん(写真中央)
(25歳・エンタメ・戦略企画)
Hamaru Strategy
ひとり暮らし
手取り年収:300万円以上600万円未満
仕事熱中度:100%
収入満足度:50%
好きな有名人:男性声優全般

大塩みなみさん(写真左)
(26歳・新規事業開発)
本業:ガス会社(取材当時)
複業:アルファドライブ、個人事業
ひとり暮らし
手取り年収:300万円以上600万円未満
仕事熱中度:100%
収入満足度:60〜90%
好きな有名人:櫻井 翔

※データの見方:手取り年収は「300万円未満」「300万円以上600万円未満」「600万円以上」のいずれかで表記。「仕事熱中度」と「収入満足度」は100%を最高値とする本人の実感値。

──皆さんがスタートアップで働く理由は?

道場月音さん(以下、道) 2020年1月、オタク業界に特化した戦略を非・オタクの一般企業へ提案する会社を起業したばかり。肩書きは「COO(Chief OTAKU Officer)です」(笑)。世界的にオタク市場が伸びているにもかかわらず、業界への知見がなく参入できないという経営層は多い。彼らに対して自分のオタク知識を生かして提案し、化学反応を起こすのが面白いんです。社会人2年目で起業? と驚かれるけど、新卒で入った事業会社もベンチャーだったので、それほどハードルは感じませんでした。もし失敗しても、今の時代は就職先はすぐ見つかるだろうし。

大塩みなみさん(以下、大) 本業の会社で新規事業開発を担当しながら、知人の会社でイベントの企画運営に携わったり、個人で消費者マーケティング支援や、サニタリーグッズのサブスクリプションサービスを立ち上げたりしています。なぜ新規事業をいろいろとやるのかというと、世の中に対する不満がたくさんあるから! それを誰も解決してくれないので、「自分でやるしかない」というわけです。

田尻瞳さん(以下、田) 私はお2人のようなスタートアップと大企業とを結び、新規事業の共創を支援する仕事をしています。自分で起業するよりサポート側に回ることで、より多くの新たな価値を生み出せると気づき、その面白さにハマっています。