「楽しい仕事」があるのではなく、仕事が楽しくなるかは自分次第。前向きに仕事と向き合う人たちの、十人十色の仕事観に触れると、不思議と明日も働く元気が沸いてくる。「仕事が楽しい人の秘密」をいろいろな人に聞いていきます。今回は「アパレル店長から保育業界へ飛び込んだ人」、大塚佳恵さんの紹介です。
「やっぱり人の成長に関わりたい!」
大塚佳恵さんは、実は「短大で保育士資格を取ったものの、実習で挫折した」経緯がある。その後、音楽の道を目指すなど紆余(うよ)曲折があり、24歳でアパレル業界へ。
2年目に店長に抜擢。店づくりや新人育成を手がけ、その店舗の過去最高益を達成した。最初は人見知りで満足に接客できなかった新人が、自信に満ちて働くようになった姿を見て、「やっぱり人の成長に関わりたい。店長の仕事はやり切った」と考えるようになり、保育士の仕事に再挑戦することを決めた。
保育士に転身してはや3年。「子どもたちの素直な言葉や行動から学べることも多い。皆が日々成長していく姿を見られるのが一番の喜び」と大塚さんは話す。
※データの見方:手取り年収は「300万円未満」「300万円以上600万円未満」「600万円以上」のいずれかで表記。「仕事熱中度」と「収入満足度」は100%を最高値とする本人の実感値。