読者の興味がある学びの分野は?

 学びの分野で圧倒的人気だったのは、知っていると何かとチャンスが増える「英語」。YouTubeや専用アプリなど多くの学びツールがそろっているので、気軽に始めやすいという点も魅力です。

 次に関心が高かったのが、「マネー・投資」。一度学べばずっと役立つと分かっていても、何から学べばいいか、探すのが難しい分野でもあります。オンラインなら、リアルタイムで多くの情報が手に入ります。

 英語以外の外国語も人気です。中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語……仕事で必要な人はもちろん、好きなアーティストや映画など、趣味をきっかけに学びの幅を広げる人が増えています。

 「料理・食・栄養」に関する関心も高い結果でした。生きていく上で必須の「食」は、健康や美容の礎となるもの。動画で手軽に学ぶことも可能ですし、オンライン講座で食にまつわる資格を取得するところまで突き進むこともできますね。

Q. 興味のある学びの分野は何ですか?(複数回答)

1位 英語 41.1%
2位 マネー・投資 26.0%
3位 英語以外の外国語 18.8%
4位 料理・食・栄養 17.7%

学びが無理なく続く4つのコツ

 オンラインの学びは、挫折しやすいという側面もあります。社会人の学びに関して研究する佐藤裕子さんによると、意識したいのは、(1)プランニング、(2)コントロール、(3)モニタリング、(4)リレーションシップの4項目。

 調査では、語学・仕事系は「自分なりの目標や目指すゴールがあること」、生活・文化系は「自分に合った方法やペースで学べること」を、続くコツだと答える人が多かったそうです(※)

※出所:リクルートマネジメントソリューションズ「会社員の自律的な学びに関する実態調査 2021」

1.プランニング

目標やゴールを設定する
 自分なりのゴールを設定しよう。短期的には点数や資格取得日など明確な数値や期限を設け、長期的には自分が好きで人生にとって意味があると思えるものに取り組むのが継続のコツ。

2.コントロール

自分に合った学び方を見つける
 「よく学ぶ人ほど、毎日の生活に組み込んだり、競い合う相手を持ったりと、自分に合ったやり方やペースを見つけています」。うまくいかない日の行動を振り返り徐々に磨いていこう。

3.モニタリング

自分の状態を客観的に把握する
 記録して成長を可視化することで、学びの成果や課題を把握できる。「学んだことを実際に使ったり、SNSなどを使って第三者に伝えたりして反応を得るのも有効です」。

4.リレーションシップ

交流でやる気を高める
 情報交換するなど一緒に取り組む仲間や、相談できる人の存在は大きい。「いない場合でも、学んでいることを周囲に話しておくと、情報取集や会話のきっかけになることも」。

佐藤裕子
リクルート マネジメントソリューションズ 組織行動研究所 研究員
佐藤裕子 1990年にリクルート入社。法人向け研修やセミナーの企画開発に携わり、2014年から現職。学びを職場で活用する研究などを行う。

構成・文/後藤香織