「仕事が楽しい人の秘密」シリーズ第10弾。高校時代から夢見ていた税理士という職業。念願かなって税理士資格を取得したものの、成り行き上、営業が主な仕事になっている…。「ロールモデルが身近になく苦戦しています」と話す坊山由美さんの奮闘ぶりを取材した。
一生働く術は、手に職をつけてオフも充実させること
高校生のとき、「手に職をつけて一生働く」と心に誓った坊山由美さん。大学卒業後に税理士資格を取得し、外資系の大手事務所を経て現職に就いた。専門は相続などの資産税だが、現在は提携先を探すための営業が主な仕事だ。
「税理士で営業もやるというロールモデルが、身近になく苦戦中(笑)。それでも毎日、異業種の人たちと会うのは新鮮で、楽しい」と語る。
20代は仕事に追われていたが、今はメリハリをつけてオフも楽しむ。月3回ボイストレーニングに通い、発表会であいみょんの『マリーゴールド』を熱唱した。コーヒー好きが高じて、バリスタの資格も取った。「オフの充実が仕事のエネルギー源になっています」
※データの見方:手取り年収は「300万円未満」「300万円以上600万円未満」「600万円以上」のいずれかで表記。「仕事熱中度」と「収入満足度」は100%を最高値とする本人の実感値。