語学や資格など、新しいことを学びたい意欲は満々。でも苦労して覚えてもすぐ忘れる、集中力ややる気が続かない……。「もう年だから」「私はもともと頭が悪い」などと嘆く必要はありません。「科学的に正しい勉強方法」を取り入れて、学びをぐんぐん吸収できる自分に変わりましょう。

覚えたことを「忘れない」ことがカギ 効率的な勉強法

 今回紹介するのは、実験心理学に基づいた勉強法。「実験心理学とは、実験という手法で心の仕組みを解明する学問。ある個人が試験に向けて複数の勉強法を試し、どれが最も良い方法かを調べるのは不可能です。でも、実験なら多くの人にさまざまな方法を試し、その平均値から誰にとっても効率のいい勉強法を導き出せます」と、実験心理学を研究する竹内龍人さんは説明する。

 「人は覚えたことを忘れてしまう生き物。これまでの実験で、数日たつと内容の8割は忘れてしまうことが分かっています。だからこそ効率良く復習する必要があるのです」

 覚えた直後に復習するよりも、間隔を空けて復習する「分散学習」のほうが忘れない。また「テスト効果」といって、小テストや問題集を解くなどの勉強法を取り入れ、覚えたことを思い出す神経回路を鍛えると試験に強くなれる。

「忘れないための勉強」がポイント。復習と問題を解くことを実践しよう
「忘れないための勉強」がポイント。復習と問題を解くことを実践しよう

 「これらの効率性は多くの研究で繰り返し実証されており、疑う余地がありません。分散学習とテスト効果とを組み合わせることで学習効率は最大化できます

【効率的な勉強法のポイント】
□忘れないためには復習がマスト
□集中して一気に覚えるより、日にちをおいて復習する
□ただ、読む・聞くより、テスト形式を取り入れる
マルチタスクが学習効率を著しく下げる