人事考課に必須の人事評価シートや転職活動で使う職務経歴書の作成に苦手意識を持つ人は少なくないはず。謙虚さこそ美徳と遠慮気味に書いていると、せっかくの仕事の頑張りも水の泡…。伝わる書き方を習得して、希望の異動や転職をかなえましょう。
「自己アピール下手」な人は必読!
人事評価シートや職務経歴書は、自分の成果や強みをプレゼンするもの。「私なんて…」という自信のなさや謙虚さは、取り払うべき。転職カウンセラーの東福まりこさんも「皆さん、謙遜しすぎで自己アピールになっていませんよ」と言う。
「書くことがない」のは、振り返りが足りない証拠。過去を丁寧に掘り起こせば、成果やアピールのネタが見つかるはず。
こんなことを考えていませんか?
・客観的に評価しにくいことを書いてしまう…
・アピールできる成果が思い当たらない…
・自分をアピールすることにためらいがある…
なんとなく書いていませんか?
人事評価シートは評価会議で複数の上司が、職務経歴書は採用担当者や上司になる人が、あなたを他者と比較、つまり相対評価をするために使うもの。「なんとなく書いている」はNGで、そもそもの目的を意識して書くことが大事。人事評価シートも職務経歴書も、あなたの普段の仕事ぶりを知らない人が読むことを前提にして書くようにしよう。
人事評価シートとは…
社内の人事評価会議で、上司があなたをアピールするためのベース。上司がプレゼンしやすいよう、サポートするつもりで書く。
職務経歴書とは…
転職活動時に、面接に呼ばれるためにあなたを売り込む自己プレゼンシート。あなたを全く知らない人が読んで分かるように書く。
1位 評価アップ…8.6%
2位 収入アップ…5.2%
3位 昇進・希望の異動…3.4%
※日経WOMAN「ONとOFFの書く習慣」アンケート調査より