メールでのやり取りで頭を悩ませている人は少なくありません。この言い方で伝わるか? 相手を不快にさせていないか? 敬語の基本をおさらいし、ビジネスメールのコツを文例とともに見ていきましょう。

メールを送る前に文章はしっかりとチェックを!
メールを送る前に文章はしっかりとチェックを!

間違っている人が意外に多い 敬語の基本をおさらい

 謙譲語は自分の動作に対して、尊敬語は相手の動作に対して使うもの。やりがちなのは「ご覧になられる」「お見えになられる」「召し上がられる」など、「れる」「られる」を尊敬語につける二重敬語。簡潔に敬意を表すため、よく使う言葉の敬語は覚えてしまおう。

行く

謙譲語…参る、伺う
尊敬語…お越しになる、お出かけになる、いらっしゃる

会う

謙譲語…お目にかかる
尊敬語…お会いになる

見る

謙譲語…拝見する、見せていただく
尊敬語…ご覧になる

聞く

謙譲語…伺う、拝聴する、聞かせていただく
尊敬語…聞かれる、お聞きになる、お聞きくださる

言う

謙譲語…申す、申し上げる
尊敬語…おっしゃる、お話しになる、言われる

 敬語の基本を踏まえた上で、ビジネスメールのコツを見ていこう。相手を不快にさせず、スムーズに伝えるメールとは。日本ビジネスメール協会の代表理事・平野友朗さんが示すビジネスメールのポイントは8つ。