あなたのスマホの使い方は勉強の妨げになっていませんか? 使い方を1歩間違えると、スマホに時間も脳のエネルギーも吸い取られてしまいます。スマホを勉強の最強の味方に変える方法をお伝えします。
スマホを能動的に使うと脳のパフォーマンスが上がる
動画やゲームに没頭して時間を浪費したり、SNSやニュースの新着通知が届くたびに気がそれたりと、スマホは勉強の大きな障壁になる。さらに「スマホにより大量の情報が流れ込んでくることで、脳内で情報を処理し切れなくなる、いわば『脳の下痢』の症状が起きています」と受験生を専門とする心療内科医の吉田たかよしさんは指摘する。
「最近、若くても健忘症の人が増えているのはこのため」と吉田さん。「スマホが脳や勉強に悪影響を与えているのは間違いない。とはいえ、現代人はスマホなしの生活にはもう戻れません」。そこで吉田さんは、むしろ積極的にスマホを勉強に利用する方法を提案する。
「脳もスマホもやっていることは情報処理。脳が受け身になり、本来やるべき役割をスマホに譲り渡してしまうと脳機能が弱りスマホ依存が進むばかり。ですがスマホを能動的に使うと、スマホが脳の拡張装置の役割を果たし、脳のパフォーマンスをぐんと上げられます」
勉強効率が上がる!スマホ使いのポイント
□「通知待ち」をやめ、タイマーで集中
□リマインダーで自分を励まし習慣化
□動画授業の鍵は想像力と批判的視点
□暗記ものは腑に落ちるまで検索
吉田さんのクリニックで、患者の受験生に試してもらい、効果を上げているというスマホ活用術を見ていこう。この7つの機能を活用する秘策だ。
1. タイマー機能
2. リマインダー機能
3. 検索機能
4. 音声録音機能
5. 音声入力機能
6. 動画授業
7. メモ機能