大爆笑したかと思ったら、すぐ後に大号泣…。振り幅の大きな表現によって、大きく感情を揺さぶられるのが、韓国ドラマの魅力。泣けると評判の8作品を韓国エンタメライター田名部知子さんがセレクト! ストレス解消効果のある「涙活」をして、モヤモヤを吹き飛ばしましょう。
喜怒哀楽の涙は「交感神経から副交感神経の切り替えスイッチ」
「涙活とは能動的に涙を流し、心のデトックスを図る活動です」と話すのは、感涙療法士として活動する吉田英史さん。
「泣くことで、自律神経が緊張を促す交感神経から、リラックスを促す副交感神経優位な状態に切り替わることが分かっています」。ただし、どんな涙でもいいというわけではない。
「タマネギを切ったときの反射の涙や、目が乾いて分泌される涙ではダメ。ストレス軽減になるのは、喜怒哀楽による“情動の涙”。その意味で韓国ドラマは涙活にぴったりです」。
では早速、田名部知子さんによる「ここが泣ける!」コメントとともに、8作品を紹介しましょう。
『愛の不時着』
Netflix
2度、3度…リピーター続出! エンドロールでさらに泣ける
パラグライダーの事故で北朝鮮に落下した韓国の財閥令嬢ユン・セリは、軍人リ・ジョンヒョクに助けられる。彼女を極秘に韓国に帰国させようとするうちに、2人は恋に落ちる。
\ここが泣ける!/
「リピート鑑賞する人も多く、何度見ても同じ場面で同じ熱量で泣ける作品です。愛する人を守ろうとするセリは、新しいヒロイン像。彼女が顔を真っ赤にし、目を腫らして泣く姿にもらい泣きできます。未公開場面を見せる各話のエンドロールも、物語の理解が深まる感動の宝庫。必見です」
『まぶしくて-私たちの輝く時間-』
U-NEXT、Netflix、Hulu、Amazon Prime Video他
“今日をしっかり生きて”という熱いメッセージが心に響く
交通事故で亡くなった父を救うため、“時間を巻き戻せる腕時計”を使ったヘジャ。しかし代償として、25歳の彼女の姿は、70代のおばあさんに。彼女に心を寄せていたジュナとの関係は…。
\ここが泣ける!/
「ナム・ジュヒョク演じるジュナの壮絶で絶望的な境遇に涙。過去にとらわれず、自信を持って今日を生きてほしいというメッセージにあふれた作品で、鑑賞後は温かい余韻に長らく浸れます。全12話のうち10話までが前置きのようなもの。作品力があるから、安心して物語に没頭して泣けます」