日経WOMAN3月号では、浪費家時代を経て、今は“貯蓄上手”になった、世代や生活環境の異なる3人を取材。どうやって貯蓄ゼロを抜け出し、それが人生にどんないい影響をもたらしたのか、詳しく聞きました。今回は、20代で貯蓄ゼロを脱出したmiiさんをご紹介します。
・20代で「その日暮らし」を脱出 貯蓄0から880万円に!←今回はココ
・妊娠を機に家計改革 7年間で世帯資産2000万円を達成
・負債200万円を32歳で完済後、10年で資産610万円に
・自問自答で変わる!貯まらない生活を抜け出す13の質問
メリハリ家計で支出を月18万円に抑え、貯蓄&投資
手取り月収10万円台だったときに東京に転勤。家賃を払いながら、5年間で880万円を貯めたmiiさん。
「学生時代は浪費家で、バイト代はほぼ残らず、やっていけるか心配で。不安を消すため、家計簿を始めました」
ノートにひたすら使った内容を書き、お金と暮らしを振り返る。無理や我慢はせず、自分の暮らしに合う食材や服の買い方など、家計管理を丁寧に調整した。
「つらい節約は続かない。前月より今月の貯蓄が増えればいいという気持ちで、頑張りすぎないようにしています」

IT企業で在宅勤務が中心。単身で上京したことをきっかけに家計簿を始め、「その日暮らし」を卒業。社会人5年目で、総資産は880万円に。
【MONEY DATA】
手取り年収:370万円
手取り月収:25万円
貯蓄:740万円
投資:140万円
【1カ月の主な家計簿】
家賃:8万円
食費:1万5000円
日用品代:2000円
水道・光熱費:1万1000円
通信費:5000円
美容費:1万4000円
服飾費:8000円
交際費:1万円
趣味費:6000円
娯楽費:3000円
医療費:2000円
特別費:2万6000円
貯蓄:4万〜5万円
投資:1万〜2万円
貯蓄も生活費も1つの口座で管理。「月に1回、4万円だけを下ろし、食費、日用品代、美容費、服飾費をやりくり。口座が1つなので、前月よりどのくらい増えたか、ひと目で分かります」。