「お金のプロって、もとから貯められる人たちばかりでしょ?」──いいえ、そんなことはありません。むしろ、一般人よりはるかに貯められなかった人も。劇的に自分を立て直したファイナンシャルプランナーの西村優里さんに話を聞きました。

借金500万円から脱却、3年の超スパルタ返済計画

 「ATMで『借り入れ不能』になり、初めて、われに返りました」とファイナンシャルカウンセラーの西村優里さん(41歳)。借金に悩む人の返済計画をサポート。著書に、『買い物依存症OLの借金返済・貯蓄実践ノート』(合同フォレスト)、『今度こそ「貯められる女」になる67のルール』(大和出版)がある。

  自身の経験を生かし、借金に悩む人の手助けを行っている西村優里さん。「初めての借金は、大学1年生。どうしても洋服の衝動買いがやめられなかった」。社会人3年目には、銀行や消費者金融を合わせて9社から借り入れ。合計額は約500万円に膨らんだ。

 「状況がまずいと自覚したのは、ATMでの借り入れ限度額に達したとき」。頭が真っ白になったが、親にも言えず、司法書士に相談した。「そこで作ってもらった弁済計画書だけが頼り。必死で生活を切り詰めました」。当然、服飾費はカット。毎月細かく支出計画を立て、「買い物日」を明確にした。

 「月収20万円のうち10万円を返済に回しました。3年半後の完済時はすでにそのやり繰りに慣れ、毎月の返済額を貯蓄にシフト。今では、貯金が苦ではありません」