「お金のプロって、もとから貯められる人たちばかりでしょ?」──いいえ、そんなことはありません。 むしろ、一般人よりはるかに貯められなかった人も。劇的に自分を立て直したファイナンシャルプランナーの水野綾香さんに話を聞きました。

あるだけ使ってしまう性格のまま先取り投資の徹底で逆転

「『マネーセミナー講師なのに…』と、自己否定が止まりませんでした」とファンズ広報、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の水野綾香さん(30代)。新卒から10年間、金融の総合代理店に勤める。 現在は、貸付型クラウドファンディングのサー ビスを提供する企業「ファンズ」で広報を担当。フリーランスFPとしても活動。

 「29歳まで、ずっと貯蓄がなかった」と言う水野綾香さん。現在は、フィンテック企業で広報を務める。「20代は、金融企業でマネーセミナー講師をしていました」

 仕事を頑張る一方、大好きな飲み会にお金は消えていった。「FP(当時は2級)なのに、貯蓄がない。すごく悪いことをしている気分でした」。29歳、そんな自己嫌悪が限界に達し、お金の流れを総見直し。

 「そこで、会社で強制加入だった企業型DC(確定拠出年金)が、貯まっていることを発見。まさかでしたが、『先取りがポイント』と自分がセミナーで言っていたことを思い出しました」。そこから、月3万円を投信に回し、資産の大半をすぐには出金できない仕組みに。「今でも残し貯めはできないけれど、貯まっています。やっぱり先取りは王道でした」