インフレから資産を守るには、コツコツ節約だけでは不十分! 従来以上に必要性を増す「投資」を基礎から学びましょう!

・投資は必要? 買うなら何? ゼロから分かるQ&A ←今回はココ
・投資実践編1 長期運用なら株式&株式投信だけでもOK
・投資実践編2 外貨や金でさらに資産防衛力をアップ
・気になるiDeCoとNISA 制度改正で知っておきたいこと

資産が円預金だけだと、圧倒的に不利な時代に

 これからの時代の「貯まる仕組み」に不可欠なのが投資だ。うまく支出を抑えて貯蓄に回し続けても、それが「円預金」では、時間とともに目減りしていってしまうからだ。

投資がゼロから分かるQ&A
Q. しっかり貯めるだけじゃダメ?
A. せっかく貯めても預金は目減りする!

 残念なことに「現時点までに頑張って貯めた人」ほど、インフレの影響を受ける。物価が年に1%ずつ上がる世界では、預貯金の価値は20年で2割近く減るのだ。「海外では物価とともに金利も上昇していますが、経済状況から日本の預金金利は低いまま。円預金だけが目減りしていく状況です」(マネックス証券の大槻奈那さん)。
【もし物価が年1%上がり続ければ…】
すでに貯金が多い人ほどインフレの影響が大!

 仮にインフレ率が年1%だとしても、20年経てば20%超上がる。それは「今ある預金の価値が2割近く目減りする」のと同じ意味だ。

 「インフレは、ロシアのウクライナ侵攻によって起きた一時的な問題ではなく、今後長期にわたって続く見込みです」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾さん)。

投資がゼロから分かるQ&A
Q. インフレって、今だけじゃないの?
A. ウクライナ侵攻がなくても長期的に続く

 ロシアのウクライナ侵攻はインフレを加速させたが、「侵攻以前から大半のエコノミストは、長期的に物価上昇が続くと予想していました」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾さん)。世界景気の急回復、脱炭素のための化石燃料への投資減少など構造的なインフレ要因が多く、仮に侵攻が収束してもインフレは続く可能性が高い。
22年1月時点で出ていた長期の物価上昇率予測
22年1月時点で出ていた長期の物価上昇率予測
注)大和総研以外は生鮮食品を除く物価上昇率。井出さんの資料より編集部作成