私たちのそばにいつもノートがいてくれる。バッグの中、デスクの引き出し、ベッドサイドにも。私たちはいつもノートを開く。何かに挑むとき、自分を少し休ませたいとき、ときめきに弾む日も。思いをつづる。遠い目標を並べる。学びの記録を取る。ノートとともに最高の毎日が始まる。精神科医の樺沢紫苑さんに「書く」ことで最高の毎日が始まる3つの理由を聞いた。

学び、目標設定……人生は「書くこと」で変わる

「書くこと」で人生を変えよう!
「書くこと」で人生を変えよう!

 ロングセラー『嫌われる勇気』を読んだ人は多いだろう。では、「本の中身を一言で説明して」と言われて、すぐ答えられる人はどれだけいるだろうか(恥ずかしながら、記者はタイトル以外、何も思い浮かばなかった)。

 時間をかけて得た知識や印象的な出来事も、いつの間にか記憶から消えてしまう。その理由を「インプットするだけで、アウトプットをしないから」と解説するのは精神科医の樺沢紫苑さん。

 「アウトプットすることで脳がそれを重要なことと捉え、長期記憶となって現実の毎日に生きる。脳科学の基本です」

 樺沢さんによるとアウトプットのなかでも、記憶に残る力が強く、自己成長を促すのが「書く」こと。「脳の『注意の司令塔』とも呼ばれる部分、『脳幹網様体賦活(ふかつ)系』(RAS)が「書く」運動によって活性化され、集中力が高まるのです」。ゆえに、手書きだとより学習効果が高い傾向もあるという。