日経WOMAN読者の約67%が改善したいと感じている会議ノートの取り方。行動につながりやすく、生産性が一気にアップする「3分割ノート」の書き方を紹介します。

ノートの取り方を改善したい読者が6割!

Q. 会議やセミナーのノートの取り方を改善したい?
YES…66.9%
NO…33.1%

※日経WOMAN「ONとOFFの書く習慣」アンケート調査より

 会議や打ち合わせ内容をメモしてもほとんど見返さず、役に立っていない人は多いだろう。

 「そうなるのは会議の目的を意識していないから。議題に対していつまでに何をすればいいかまで把握できれば、仕事のスピードと生産性が劇的に上がる。そのためのツールがノート」。

 そう話すのは、ノートの取り方を変えて偏差値30台からケンブリッジ大学院に留学した塚本亮さん。最大のポイントはノートを3分割し、事前準備を怠らないこと。「会議の前に議題に沿った下調べや伝えたいことなどを5〜10分程度で書くと、話し合いがスムーズに」。

 会議中のメモを取るコツは、空白を怖がらないこと。「真面目な人ほどムダな記録が多い。例えば、配布資料の内容は書く必要はない。その分、話し合いで疑問に感じた点をメモして質問し、自分がやるべきことなどを書いて行動につなげたほうが効率的。会議の時間がムダになりません」。

塚本さんの3分割(トリニティ)ノートの3つのポイント
1. 余白を恐れない
2. 1案件につき見開き1ページが鉄則
3. 会議の目的を意識する

塚本さんのオススメのノートとペン

コクヨの「ソフトリングノート」A5とパイロットの「Vコーン」

 リングに手が当たっても気にならないコクヨの「ソフトリングノート」A5。「コンパクトで、見開きにするとA4資料も貼れる。「自由度が高い無地がオススメ」。ペンはかすれず速記に適したパイロットの「Vコーン」。