旧ソ連は労働者の国であり、子ども・学生以外のすべての人が働くことを基本とされていた。旧ソ連諸国では、例えば、バスやトラム、工事現場のクレーンの運転手にも女性が多くいる。共働きが基本で、早くから国により保育園や、放課後を過ごすための課外活動施設が整備され、産休後の復職や給料も保証された。しかし、料理や掃除・洗濯は女性がすることが多く、負担が多い女性に感謝をささげる日が旧ソ連諸国における3月8日なのだろう。

「早く終結してほしい」が共通の声

 今回、この記事を書くにあたり、筆者が話を聞いたウクライナ人女性もロシア人女性も、共通して口にしたのは「早く終結してほしい!」。これが心の叫びである。どちらの国の女性たちも、政治と争いに巻き込まれている。筆者も、早く終わってほしいと切に願う。

モスクワ市内のスーパーに並ぶ、国際女性デー用の花とチョコレート
モスクワ市内のスーパーに並ぶ、国際女性デー用の花とチョコレート

文・写真/大野あきこ