日経クロスウーマンでは、知っておきたい社会の動きや注目のテーマについて各界の専門家を取材しています。知的好奇心をくすぐりそうな人気記事をピックアップしました。この時代を生きるヒントが詰まっています。

「計画された偶然性」と向き合うには

 現在は「VUCA WORLD(見通しの立てにくい社会)」といわれ、世界的な新型コロナウイルスの流行など想定外の状況が続いています。京都大学名誉教授で地球科学者の鎌田浩毅さんは、自分の軸を立てて生きるために「コントロールできないことを受け入れることが大切」と説きます。

鎌田浩毅 実用的な勉強重視をやめ、偶然を受け入れよ


私たちの消費行動をSDGs視点で考える

 SDGs(持続可能な開発目標)には、「つかう責任」が組み込まれています。消費者としてどう考えて行動していくかが大切になってきます。ではどうすれば? その回答として、消費者庁長官の伊藤明子さんは「いいものを選んで消費していくこと」と話します。よりよい経済や社会をつくっていく──伊藤さんの連載をぜひ考察のきっかけにしてください。

消費者庁長官 SDGsは消費者行動に何をもたらすか


女性活躍を阻むのは、企業の構造的な問題に原因あり

 女性活躍……進んでいる? 進んでいない? 残念ながらその歩みはゆっくり。女性の管理職比率を上げるべく、数値目標が掲げられましたが、達成時期については先送りされてしまいました。「女性に管理職昇進を打診しても、拒まれるケースが多い」という課題を挙げる企業は多いですが、近畿大学の奥田祥子さんは理由を冷静に分析します。その多くは、企業の構造的な問題なのです。

なぜ日本企業で女性管理職が増えないのか? 3つの理由


「夫婦別姓」について理解しよう

 今の世界を知るために知っておきたいキーワードを、池上彰さんと増田ユリヤさんが、歴史をひもときながら解説します。今回のキーワードは「夫婦別姓」。同姓か別姓かを選べる制度の実現、日本ではなぜこんなに難しいのでしょうか。世界では「夫婦別姓」「選択制」「両方の姓を列記」がほとんどです。

「夫婦別姓」なぜ制度実現が難しい?民法と戸籍法を知る


初めてリーダーになる人を応援します

 フラットに誰もがリーダーになれる社会をつくるには。チームの主軸として、メンバーを率いるために必要な能力を養うには。リーダー論について、「Zアカデミア」の学長、伊藤羊一さんに分かりやすく解説してもらいます。この回では、テレワーク環境でのリーダーシップについて聞きました。悩めるリーダーの皆さん必読です。

テレワークで求められるリーダー像 従来とどう違う?


構成/鈴木陽子(日経クロスウーマン編集部)