ビジネスシーンで「ダイバーシティ(多様性)」という言葉を聞かない日はないでしょう。そもそも、どうして組織の運営に必要なのでしょうか。日本の現状は? 先進企業の実例は? 過去に掲載した中から、ダイバーシティが重要な理由がよく分かる記事をまとめました。夏休みの学びにご活用ください。
ダイバーシティ、なぜ必要なのか
日本企業のジェンダー・ダイバーシティがなぜ進まないのか。早稲田大学大学院経営管理研究科 早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄氏は「何のためにやるのかという視点が欠けている。それでは全く進みません」と指摘します。日本企業が変わるためのヒントが満載です。(2022年7月25日掲載)
「多様性を基盤とすることがなぜ重要か」。東京大学の藤井輝夫総長は「多様な人が集まって同じ課題に取り組むことで、より高いレベルの、共感性の高い解が得られる」と話します。「執行部の半数を女性に」という多様性改革を打ち出した藤井さんに、組織へ多様性をもたらす意味と方法を聞きました。(2021年10月27日掲載)
世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数ランキングにおいて13年連続で1位を獲得するアイスランド。「充実した児童福祉制度」など同国がジェンダー平等の実現のために行ってきた効果的な施策や経済成長との関連性、北欧諸国の特徴である「北欧福祉モデル」について、駐日アイスランド大使のステファン・ホイクル・ヨハネソン氏と、立命館大学政策科学部教授の大塚陽子さんが語ります。(2022年8月2日掲載)
企業に必要な取り組みは?
多くの企業で管理職や役員への女性登用は進みつつあるものの、世界水準から見れば、多様性ある社会の実現にまだまだ課題がある日本。女性活躍のためには何が必要か。ファイザー取締役 執行役員 炎症・免疫部門長の宮原京子さんは「何かあっても相談相手がいる」職場づくりが重要と話します。マネジャー層が管理職一歩手前の女性社員に向けてワークショップを実施するなど同社の取り組みを紹介します。(2022年6月21日掲載)
損保ジャパン取締役常務執行役員の酒井香世子さんと、キリンホールディングス常務執行役員の坪井純子さんによる対談です。人事担当の役員を務める2人に、ダイバーシティに関する業界別の現状や課題についてズバリ質問。企業の意思決定層に多様なメンバーが入ることの意義や、「やまとなでしこ問題」の解決など、ダイバーシティ推進において大切なことを聞きました。(2022年7月27日掲載)
「日経WOMAN」が発表している「女性が活躍する会社BEST100」。総合1位、資生堂の代表取締役 常務 鈴木ゆかりさんに同社のダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを聞きました。リーダー職を目指す女性社員たちへ「リーダーにはいろいろなスタイルがあっていいし、何より大事なのはあなたらしくいること」というメッセージを伝えているといいます。(2022年8月3日掲載)
中小企業は「男性育休も女性活躍も人が足りないから無理」。そんな常識を覆している中小企業のトップに話を聞きました。金属加工業シンコーメタリコン(滋賀県湖南市)、立石豊代表取締役です。「ダイバーシティ&インクルージョンはそこまで気にしていない」と話す、その真意は何でしょう。(2022年5月11日掲載)
構成/日経xwoman編集部