日経xwomanでは読者の皆さんへのアンケートを基にした記事が多数あります。その中でも、企業の女性活躍に関する記事や、夫婦の在り方、家事・育児分担などに関する記事をまとめました。職場で起きている変化、家庭や個々人の中で起きている変化を、日経xwomanはこれからもいち早くとらえて紹介していきます。ご注目ください。
D&Iが進む企業が増える一方、「全然変わらない」企業も多数
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の施策が進む企業が増える一方で、「うちは全然変わっていない」という職場が依然として残っているのが現状です。日経xwomanアンケート(2022年10~11月実施)で、「あなたが現在働いている組織は、ダイバーシティの推進に関してどのような状態か」と尋ねたところ、「人事部やダイバーシティ推進室は努力しているが、実績が伴わない」(24.8%)など、組織内でダイバーシティがうまく推進されていないという趣旨の回答が61.9%に上りました(この質問への回答者数は3791人)。
20年3~6月に日経xwomanで「ジェンダーギャップに関するアンケート」( 回答者数1762人)を実施したところ、回答者の約7割が「リーダー職の向き不向きは、男女で変わらない」と答えました。職場で感じる「女性が働く上での障害や壁」の1位は「性別や年齢、価値観の多様性の効果が理解されていない」(59.7%)でした。
変わりゆく・変わらない「家庭内の夫婦のかたち」
世界経済フォーラム(WEF)による「ジェンダーギャップ指数2022」の発表を受け、日経xwomanではアンケートを実施しました(22年7~8月実施)。家庭内で「男性は外で働き、女性は家を守る」というジェンダー規範を「強く感じる」人は12.4%、「まあまあ感じる」人は21.4%と、回答者509人のうち3分の1の人が感じると答えました。皆さんの家庭ではいかがですか?
日経xwomanの「パートナーの呼び方」に関するアンケート(21年5~6月実施、回答者数164人)よると、最多は「ニックネーム・あだ名」の32.9%。次いで「相手の名前に『さん』『くん』付け」が26.8%と、フラットな呼び方が半数を占め、中には「相手の名前のみ(呼び捨て)」11%という人も。「第三者に話しているときに男性のパートナーをどう呼ぶか」と尋ねたところ、最多は「夫」で50%、「旦那・旦那さん」が25.6%、「主人」は9.1%と少数派に。
日経xwoman DUALのアンケート(20年10月実施、回答者数99人)で、新型コロナウイルス禍の影響により夫婦仲がどう変化したかを聞いたところ、「前より良くなった」と答えた人は19.2%、「前より悪くなった」と答えた人は8.1%でした。3割の人が、夫婦のバランスに何かしらの変化を感じたようです。
19年12月~20年1月、日経xwoman DUALが男性を対象に行ったアンケート(男性131人が回答)によると、日ごろの家事・育児に「非常に関わっている」は37.4%、「まあまあ関わっている」は50.4%でした。「育児に関わってよかったと感じることは?」という質問では、1位が「子どもがなついてくれること」、2位が「妻から感謝されること」、3位が「時間の使い方がうまくなったこと」でした。パパたちの本音が読める特集です。
構成/日経xwoman編集部