新型コロナウイルスの感染拡大を抑える手段として、新技術であるメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンが世界中で使われています。開発した企業の一つ、モデルナ(米国)でワクチン開発責任者を務めるフランチェスカ・セディアさんは、ジェンダーや国籍などの多様性が、「従来の考え方や枠組みを壊す原動力になる」と話します。女性リーダーに必要なマインドや、サポートについて聞きました。

(前)ワクチン開発責任者「女性は人文系に向く」は思い込み
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自分でリミットを設けないで

フランチェスカ・セディアさん モデルナ シニアバイスプレジデント メディカルアフェアーズ 呼吸器領域ワクチン
フランチェスカ・セディアさん モデルナ シニアバイスプレジデント メディカルアフェアーズ 呼吸器領域ワクチン

編集部(以下、略) 日本の組織で管理職に就いている女性は増えてはいるものの、全体としてはまだまだ非常に少ないのが現状です。女性が大きなプロジェクトを仕切ったり、重大な役割を任されたりする際に大切なマインドは何でしょうか?

フランチェスカ・セディアさん(以下、セディア) 自分でリミット(限界)を設けない。障害がたくさんあると思えるとき、実は自分自身がバリアーをつくっていることも多いのではないかと思うのです。「バリアーなんかないのだ」と気づきましょう。よく見れば、誰もあなたをブロックしていないし、阻もうとも思ってはいません。

―― 日本で女性の管理職が増えない理由として、「昇進させるに値する優秀な女性がいない」「そもそも女性は責任ある仕事をやりたがらない」という意見が出ることがあるようです。

セディア (驚いて)もちろん、その意見には賛成できません!

フランチェスカ・セディアさんも基調講演に登場!
9月16日(金)午前10時~開催

日経SDGsフェス ジェンダーギャップ会議
「次世代につなげる、グローバルで活躍する女性リーダーたち」