イワシ缶にはDHAやEPAといった“いい油”、n-3系脂肪酸がたっぷり。n-3系脂肪酸には脂質代謝を高める働きがわかっていますが、夕食より朝食のほうが吸収が良く、効果も高いことがわかっています。そこでイワシ缶を活用したおいしい朝レシピをご紹介します。

エイジング対策にイワシ缶!最高のずぼらレシピ【1】
・魚のいい油、朝のほうが吸収が高い イワシ缶で朝レシピ【2】←今回はココ

・筋肉と骨づくりに役立つイワシ缶【3】
・イワシには、血圧対策になる成分がある【4】

イワシ缶のDHA、EPAで脂肪をためにくい体に

 イワシ缶の栄養成分のなかでも、ダイエットや美肌などの効果があるのが、DHAやEPAが豊富な魚油。魚の摂取量が少ない現代人は不足しがちだが、1日の摂取目安量1.6〜2g(※厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年版)』における、成人女性のn-3系脂肪酸の摂取目安量のこと)をイワシ缶1缶でとれる。

イワシ缶にはDHA、EPAやカルシウムがたっぷり
 サバやサンマ、マグロに比べ、イワシは魚油中のEPAの比率が高く、DHAとほぼ同程度含まれるのが特徴。EPAは血中の脂質改善の薬としても用いられている。また、イワシ缶にはカルシウムが群を抜いて多く含まれる。生のイワシには及ばないが、ビタミンDも多く、血圧を安定させる作用のあるイワシペプチドを含む。
(可食部100g当たり データ:『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』より)
(可食部100g当たり データ:『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』より)