「乳酸発酵漬け」で漬けた野菜や果物は、うまみと酸味が豊か。調味料代わりに使えば、調理時間も短縮! 減塩料理もおいしく仕上がります。乳酸菌がたっぷりの、乳酸発酵漬けの漬け汁も活用したメニューを、料理研究家の荻野恭子さんに教えてもらいました。

乳酸菌と食物繊維が一度にとれる「乳酸発酵漬け」とは【1】
腸がととのう 野菜と塩水だけ!乳酸発酵漬けの作り方【2】
・乳酸発酵した野菜で、うまみと酸味たっぷり腸活レシピ【3】←今回はココ

調味料を使わなくても料理がおいしくなる乳酸発酵漬け

 乳酸発酵漬けの楽しみ方はさまざま。生きた乳酸菌ごとそのまま漬物として食べるのはもちろん、アレンジレシピにも、調味料代わりにも使える。「野菜のうまみや酸味がしっかり出ているので、調味料を使わなくても料理がおいしくなる。減塩料理にも向く」と料理研究家の荻野恭子さん。

 また、「乳酸菌は運動性がないので漬け汁の中で動き回ることはなく、ビンの底にどんどんたまっていく。使うときは、よくかき混ぜて汁ごと使うのがお薦め」と東京家政大学の宮尾茂雄客員教授は話す。

 次のページからさっそくアレンジレシピを紹介しよう。