冷えを感じる人は 【お腹全体を温めるカイロサンドイッチ】
冷えをとるカイロサンドイッチ
丹田&仙骨にカイロを貼り、腸も子宮も温めよう
胃腸を休ませ、いい血をつくっても、体が冷えていると血流は整いにくい。「胃腸が元気になっても、内臓が冷えると、胃腸の働きは悪くなる」(堀江さん)。両手をこすり合わせてから、自分のお腹に手を当てて、手のほうを温かく感じるならお腹が冷えているのかも。
堀江さんは、冷えをとる方法として、お腹の前後に使い捨てカイロを貼る“カイロサンドイッチ”を推奨する。お腹側はへそのすぐ下、漢方で「丹田(たんでん)」と呼ぶ位置に、背中側は背骨の下にある「仙骨」の上に貼る。
「お腹側に貼ったカイロは、直接お腹の中を温める。一方、仙骨に貼るカイロの熱は、靭帯(じんたい)を伝って、大腸や子宮など、お腹の奥深くにある内側を温めてくれる。前後2枚同時に貼ることで、お腹の中全体が効果的に温められる。胃腸が温まると血の巡りも良くなる」という。
カイロは、下着の上から貼るなど低温やけどにならないよう、注意しよう。
次回は、「胃腸の働きをよくする1日夕食断食 基本のプログラム」をご紹介します。
堀江昭佳
堀江薬局(島根県出雲市)代表
堀江薬局(島根県出雲市)代表

取材・文/岡本 藍 図版/三弓素青
日経ヘルス2018年3月号掲載記事を再構成
この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります
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