細かく刻んだ野菜をご飯に見立てた「ベジライス」。米国でブームに火がつき、国内でも市販品が登場しています。糖質量を抑えつつ満腹感が得られる、代謝に不可欠な栄養素も補える、といいことずくめ。今日から夕食に取り入れよう! 今回は、内臓脂肪を減らす働きにも期待ができるブロッコリーライスのレシピをご紹介します。
・野菜で健康的にやせる 夜ベジライスダイエットの法則
・ぷちぷち!ブロッコリーライスで糖質控えめダイエット ←今回はココ
・シャキシャキさっぱりキャベツライスですっきりやせる
・ご飯のように淡白な甘味!カリフラワーライスダイエット
糖質や脂質の代謝をスムーズにし、内臓脂肪を減らす働きにも期待
「ブロッコリーのビタミンB群含有量は、野菜のなかでもトップクラス。ビタミンB1は糖質、B2は脂質の代謝に働き、ダイエットには不可欠」と管理栄養士の麻生れいみさん。
特筆すべきは、スルフォラファンという成分だ。抗酸化作用があり、動物試験で内臓脂肪減少の報告がある。
「ブロッコリーなどのアブラナ科植物に含まれる成分で、切ると酵素の働きで生成される。酵素は、電子レンジや熱湯などで急激に加熱すると、一気にその働きを失ってしまうが、蒸し調理なら多く残るという研究がある。スルフォラファンをとりたいならさっと蒸すのがお薦め」(麻生さん)。
ブロッコリーライスのここがすごい!
□ダイエットに不可欠のビタミンB群が多い
□豊富なβカロテンが血液中の脂質の酸化を防ぐ
□抗酸化作用のあるスルフォラファンがとれる
ブロッコリーライスの作り方

(1)ブロッコリー1株を小房に分ける。茎は下の方の硬い部分と、皮が硬ければ切り落としてひと口大に切る。

(2)フライパンに大さじ3の水と1のブロッコリーを入れ、蓋をして中火で3分ほど加熱する。
(3)火を止め、蓋をしたまま1分蒸らしてからみじん切りに。保存容器に入れて冷蔵庫で2~3日ほど持つ。冷凍も可。
こんな方法でも
●フードプロセッサーを使うと時短に。欧米では多い生食なら、熱に弱いビタミンB群などもそのままとれる。
●少量の油でさっと炒めれば、βカロテンの吸収がアップ!