細かく刻んだ野菜をご飯に見立てた「ベジライス」。米国でブームに火がつき、国内でも市販品が登場。糖質量を抑えつつ満腹感が得られる、代謝に不可欠な栄養素も補える、といいことずくめ。今回は、弱った胃腸を修復する成分を含み、シャキシャキさっぱり!キャベツライスのレシピをご紹介します。

野菜で健康的にやせる 夜ベジライスダイエットの法則
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独自成分ビタミンUが弱った胃腸を修復し、消化を促進

 年間を通して手に入りやすく、使い勝手のいいキャベツは「美肌をつくるビタミンCや食物繊維のほか、カルシウムや、カルシウムの骨への吸収を助けるビタミンKも含む優秀野菜。ビタミンCは緑の濃い外葉や芯の部分に多いので、捨てずに刻んでキャベツライスにしたい」と管理栄養士の麻生れいみさんは話す。

 キャベツ特有の栄養成分がビタミンU(別名キャベジン)だ。「胃腸の粘膜を修復して消化を促す効果が高く、胃腸薬にも用いられる」(麻生さん)。

 キャベツを切ったり噛んだりすることでできるリゾホスファチジン酸という成分にも同様の働きがあるとされる。

 ビタミンCとUは熱に弱い。逃さずとるなら生食がベストだ。

キャベツライスのここがすごい!

ビタミンU(=キャベジン)が消化力を高める
□骨を強くするカルシウムビタミンKを同時にとれる
ビタミンCでダイエット中でも美肌をキープ

キャベツライスの作り方

細かく刻んだ野菜をご飯に見立てた「ベジライス」。米国でブームに火がつき、その流れが国内でも広まっています。糖質量を抑えつつ満腹感が得られる、代謝に不可欠な栄養素も補える、といいことずくめ。今日から夕食に取り入れよう! 今回は、弱った胃腸を修復、消化を促進するキャベツライスのレシピをご紹介します。

 葉を重ねて千切り後、向きを変えて小さくみじん切りにする。ビタミンCが豊富な芯の部分は、薄切りにしてからみじん切りに。冷蔵庫で2~3日ほど保存可能なのでまとめて作っておこう。冷凍には不向き。

こんな方法でも

●みじん切りが面倒な場合は千切りのままでもOK。麺に見立ててベジヌードルにしても(野菜で健康的にやせる 夜ベジライスダイエットの法則)。
●切りたてに比べ、ビタミンCなど水溶性の栄養分が2~4割少ないが、市販のカット野菜を使えば時短に。