改訂された温泉の泉質は10種類

1.単純温泉
溶存成分が1000mg/kg未満。一般に刺激はマイルドだが、アルカリ性単純温泉の場合はpHが8.5以上あり、刺激が強い。 【代表的な温泉】道後温泉(愛媛県)、宇奈月温泉(富山県)

2. 塩化物泉
俗にいう“熱の湯”。皮膚に塩分が付着するため湯冷めしにくく、保温効果や血液の循環を改善する効果が高い。 【代表的な温泉】和倉温泉(石川県)、秋保温泉(宮城県)

3.炭酸水素塩泉
俗にいう“美人の湯”。主成分の炭酸水素イオンには、皮膚の角質を軟らかくする作用がある。 【代表的な温泉】長湯温泉(大分県)、武雄温泉(佐賀県)

4.硫酸塩泉
主成分は硫酸イオン。この温泉水を飲むと、胆のうを収縮させ、腸の動きを良くする効果がある。 【代表的な温泉】玉造温泉(島根県)、堂ヶ島温泉(静岡県)

5.二酸化炭素泉
俗にいう“泡の湯”。二酸化炭素(炭酸ガス)が皮膚から吸収され、血行を改善して保温効果を高める。 【代表的な温泉】みちのく温泉(青森県)、吉川温泉(兵庫県)

6.含鉄泉
2価と3価の鉄イオンを合計で20mg/kg以上含む。空気に触れると、金色に変色する。 【代表的な温泉】花山温泉(和歌山県)、長良川温泉(岐阜県)

7.酸性泉
酸性が強いので、入ると肌にしみることが。口にすると酸味がある。殺菌力が強い。 【代表的な温泉】酸ヶ湯温泉(青森県)、川湯温泉(北海道)

8.含よう素泉
非火山性の温泉に多く、放置すると黄色く着色する。飲むと高コレステロール血症の改善効果が。 【代表的な温泉】白子温泉(千葉県)、大潟温泉(秋田県)

9.硫黄泉
硫黄臭といわれる独特のにおいがある。殺菌力が強く、表皮の細菌やアトピー原因物質を取り除く。 【代表的な温泉】万座温泉(群馬県)、鶯宿温泉(岩手県)

10.放射能泉
放射線を出す希ガスのラドンを3ナノキュリー/kg以上含む温泉。微量の放射能は炎症に効果的。 【代表的な温泉】三朝温泉(鳥取県)、増富温泉(山梨県)

※環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」と取材を基に作成。泉質ごとの代表的な温泉は、温泉ソムリエ協会の公式サイトなどを参考に編集部で選定した。