骨盤の“底”にあって、臓器を支えている骨盤底筋。ここが弱くなると、尿もれなど、さまざまな女性の不調につながると注目を集めています。そこで女性泌尿器の専門家に徹底取材。今回は、女性医療クリニックLUNAグループ理事長の関口由紀さんと四谷メディカルキューブ泌尿器科部長の嘉村康邦さんに話を聞きました。

骨盤底筋トレが苦手な人に朗報 あの体操で尿もれ改善【1】
・骨盤底筋は弱くなると尿もれ、硬くなると性交痛に【2】←本日はココ

・タオル1枚でできる「入門・骨盤底筋トレ」【3】
・骨盤底筋が硬い、動かせない人は股関節まわりをほぐす【4】
・できる?締めたまま動かす上級編の骨盤底筋トレ

女性の不調に関わる骨盤底筋はホルモンとの関係が大きい

 尿もれ、臓器脱、過活動膀胱、痛み…女性の不調に関わる骨盤底筋は、女性ホルモンが減ると弱くなりやすい。

 ここで、骨盤底筋について詳しく解説しよう。主に骨盤底筋の弱りが関わるのは、尿もれのうち腹圧性尿失禁というタイプ、そして、骨盤臓器脱だ。

 「骨盤底筋は出産によってダメージを受けてしまう。高齢出産ほどそのリスクは高い。ただ、出産前後に8割の人で尿もれが起きるものの、1年以内に9割の人は治る。ところが、閉経によって、骨盤底の皮下組織の維持にも関わる女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、骨盤底はぐっと弱ってしまう。結果、腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱につながる」と、女性医療クリニックLUNAグループ理事長の関口由紀さんは話す。

 骨盤底筋トレはこれら弱まった骨盤底筋を鍛えるわけだ。