健康を守るそうじ法をしっかり頭に入れよう
「健康を守るためのそうじは、汚れを落とすことよりも、アレルギーや感染症の原因となるダニ、カビ、細菌、ウイルス、花粉を取り除くことに重点を置く」と松本さんは語る。
覚えておきたいのは、ホコリ対策だ。「ダニ、カビ、細菌は、ホコリを餌に繁殖するが、現代の住宅は密閉性が高く、すき間風が通らないので、ホコリがたまりやすい」と松本さん。
そこで、そうじの際は、窓を閉め切って、ホコリが舞わないようにする。「フロアワイパーもバサバサ動かすと、ホコリが舞い、吸い込んでしまう」(松本さん)。また、上から下へホコリを落としていくのもポイントだ。そのうえで、カビや細菌がたまる場所を攻める。
松本式そうじ術の3原則
1. そうじは上から下へ
棚→床など、そうじは高い場所から始めると、上から下に落ちたホコリもしっかり除ける。
2. 窓は閉め切って、風を起こさない
窓を開けてそうじを行うと、ホコリが舞い上がり、吸い込んでしまう。これでは本末転倒。
3. “病原体”が潜むポイントを攻める
ホコリがたまりやすい場所や、カビが発生しやすい場所を中心に、効率よく汚れを除去。
風が起こるとホコリが舞い上がる

肉眼では見えないが、フロアワイパーを動かすだけでも、このようにホコリが舞い上がる。そうじ道具を静かに動かすのが、松本式そうじ術の基本だ。(写真提供:プラナ)