人の出入りが多いリビングと、衣類や布団から大量の綿ボコリが出る寝室は、家の中で一番ホコリがたまりやすい場所。どちらもくつろぐための空間だけに、まめに除去して、清潔にしておきたいところです。前回に引き続き、医療環境管理士の松本忠男さんにお話を伺いました。
・1日12分 健康を守る究極のそうじ術【1】
・健康を守る「リビングと寝室」のそうじ術 カギはホコリ【2】←今回はココ
・キッチンはベタベタホコリをためないように除去!【3】
・洗面所・浴室は使ったら乾燥!トイレはホコリを徹底除去【4】
人が集まるリビングは、外から持ちこまれるホコリや細菌が多い場所だ。一方の寝室は、寝具や、脱ぎ着する衣服から大量の綿ボコリが発生する場所。また、湿度を含んだ寝具は、ダニの温床にもなりやすい。
こんな“病原体”がいる!

リビング・寝室は、ホコリとともに飛散する“のど痛病原体”が多い。そうじの際、散らさないよう注意
リビングのそうじは部屋の中央から始める
ホコリは部屋の隅に集まる

ホコリは人の動きやエアコンによる気流によって飛散、移動する。リビングでは、人が動くたび気流が生まれ、ホコリは部屋の隅へと集まっていく。そして部屋の壁際、家具のまわり、静電気を帯びたテレビなどの電化製品まわり、エアコンの下などにたまっていく。そうじの際は、そのポイントに注意してホコリを除去すると、効率がよい。
そうじは部屋の中央から外側へ

リビングなど部屋のそうじは、中央部分(1)から始め、その後外側部分(2)を行うのが鉄則。部屋の壁に沿って外側からそうじ機やワイパーをかける人が多いが、それだと中央部まで来たときにせっかくきれいにした外側にホコリを追いやってしまうことに……。時間がないときは、部屋の周囲と四隅だけを重点的にそうじするだけでもOKだ。