髪の毛や石けんカスなど、カビや細菌の栄養源になる汚れが多く、湿度も高い浴室や洗面所。油断をするとカビや細菌が一気に繁殖する可能性が! 自分自身を清潔にする場所だけに、衛生的な環境にしましょう。
・1日12分 健康を守る究極のそうじ術【1】
・健康を守る「リビングと寝室」のそうじ術 カギはホコリ【2】
・健康を守る「キッチン」のそうじ術 汚れ別に洗剤選ぶ【3】
・冷たい水がカギ 健康を守る洗面所・浴室のカビそうじ術【4】←今回はココ
「カビが発生する条件は、酸素があること、温度が20℃以上、湿度が80%以上という3つ。洗面所や浴室は、目には見えなくても、家のどの場所よりもカビ胞子が浮遊している」と医療環境管理士の松本忠男さん。
そのため、浴室そうじに限っては換気が大切。窓があれば、窓の両側を10cmずつ開けると、浴室全体に風が循環する。また、お湯を使うと温度が上がりカビ増殖の原因になってしまうため、冷たい水を使うのが基本だ。
浴室や洗面所は、細菌の繁殖スポットでもある。水分に加え、皮脂や歯磨きのしぶきなど細菌にとっての栄養分が多いからだ。
こんな“病原体”がいる!

“のど痛病原体”“はら痛病原体”どちらの病原体も多数存在する。できるだけ湿気を取って繁殖させないことが肝心だ