病気への感染リスクが高いトイレは力を入れて

 リビングや寝室のホコリと比べると、トイレのホコリには大腸菌、黄色ブドウ球菌、ノロウイルスなど、感染性胃腸炎を引き起こす細菌が多く存在する。便器のフタや水洗レバーなどにも細菌がつきやすく、こまめなそうじが必要だ。

 感染性胃腸炎などの感染リスクが最も高くなる原因は、意外にも「ホコリ」だと松本さんはいう。「家庭のトイレはドアの下にすき間があり、換気扇を回すと、外のホコリが大量に入り込む。さらに狭い場所で衣類を着脱したり、トイレットペーパーを使うので、ホコリがたまりやすい。このホコリを餌にして細菌が爆発的に増殖する」(松本さん)。

 トイレのホコリには1gあたり数十万個から数百万個の細菌が存在し、腹痛を起こす大腸菌や黄色ブドウ球菌も含まれている。便器の汚れに目が向きがちだが、ホコリを取り除くことが細菌を増やさないポイントだ。週に2回は、尿が飛び散る便器まわりの床、壁や棚もスクイージー(次ページ・チェック3参照)を使ってホコリを取り除いて。

 便器やウォシュレットのボタン、ペーパーホルダーは使い捨ての除菌シートで。「便器用ブラシは、そのまま使うと不衛生な水がケースにたまるので、ポリ袋でカバーをして使うのがよい(次ページ・チェック2参照)」(松本さん)。

こんな“病原体”がいる!
こんな“病原体”がいる!
大腸菌や黄色ブドウ球菌、ノロウイルスなど、多くの“はら痛病原体”がホコリを餌に存在する
“病原体”はここに潜む! トイレのそうじポイント
“病原体”はここに潜む! トイレのそうじポイント