せっかく出したうんち、すぐに流していない? うんちは健康の情報が詰まった「茶色の宝石箱」。観察する習慣をつけておけば、体の異変にすぐに気づくことができます。

・どんな形や色がベスト?トイレでお‟便”りチェック入門【1】←本日はココ
・自分の腸内細菌が調べられる検査でなにがわかる?【2】

色・形・回数を記録しておくだけでも便秘が改善

 便は自分の腸内環境を映し出す鏡だ。腸の状態によって形やにおいが変わってくる。例えば、便が水に浮くなら食物繊維がしっかりとれていて、沈んだのなら食物繊維が不足しているということ。においがきつかったり、形が崩れているなら腸内細菌のバランスが乱れていたり、ストレスがかかっていたことがわかる。毎日観察すれば、「昨日は肉を食べすぎたようだから、今日は少し控えよう」といった健康管理の目安になる。流す前にチェックする習慣をつけよう。

 おおたけ消化器内科クリニックの大竹真一郎院長は、 「記録を付けるだけでも便秘は改善する。自分の生活や食事を振り返って、意識的に改善しようとするため」という。

 さらに、「便は具体的な病気の有無を知るチェックツールでもある」と大竹院長は話す。その最たるものががんだ。胃や腸にがんができると便の色や形にそのシグナルが出ることがあるという。「例えば大腸がんだと、急に便秘になったり、細長い便、赤い便が出たりする」(大竹院長)。

 1gの便には、腸内細菌が約1兆個含まれているといわれ、少量の便で腸内環境を調べるサービスもある。便には究極の健康情報が詰まっている。

便からわかること

浮き沈みで自分の食習慣がわかる
食物繊維が多い食事や和食中心の食生活だと便が浮きやすく、肉・魚が主の食事だと沈みやすい。

形やにおいで腸内環境がわかる
腸内の悪玉菌が多いと形が崩れたり、においがきつくなりやすい。ストレスが影響することも。

だから
□流す前に確認する
□アプリで記録する
□検査で自分の腸内細菌を知る