腸のためによかれと思っていることが実は間違っていた!? 本当に効果的なストレス便秘対策について、3人の医師に教えてもらいました! 今回は5つのケースについてお伝えします。

○×でわかる“やってはいけない”ストレス便秘対策【1】
・激しい運動は×?正しいストレス便秘対策【2】←本日はココ

Case1「便秘でお腹が張るときは朝食を抜いたりしています」

答えは…×

 お腹が張るからと食事を抜くのは逆効果。「胃に食べ物が入ると、その刺激で大腸のぜん動運動が起こり、直腸へと便を送り出す『胃・結腸反射』が起きる。腸の動きを良くして排便を促すためにも、3食きちんととることが不可欠だ」と鳥居内科クリニックの鳥居明院長。

 特に朝は空っぽの胃に食べ物が入るため、胃・結腸反射が強く起こりやすい。「朝食をとることで、食後にトイレに行きたくなるという自然な流れができやすくなる」(鳥居院長)。

 また、油の摂取を減らすことも便秘の一因になるので注意。「油には腸を刺激し、便の流れを良くする作用がある。良質なオリーブオイルなどを適度に取り入れるといい」(鳥居院長)。

Case2「出ないときは強くいきんで出したほうがいいと思う」

答えは…×

 とにかく出したい一心で、猛烈な痛みに耐えてまで強くいきむのは厳禁。

 「排泄時の強い痛みが迷走神経を刺激すると、心拍数や血圧を低下させる“迷走神経反射”という反応を起こす危険がある。失神したり、最悪の場合には死に至ることもある」と鳥居院長。実際、強くいきんだことで迷走神経反射が生じ、致死的不整脈によりトイレで死亡した人もいるという。

 自力で出せない場合は早めに医療機関を受診すること。「場合によっては便秘以外の病気が隠れている可能性もある。一度きちんと診てもらうことが悪化を防ぐためにも重要だ」(鳥居院長)。

ストレス便秘の豆知識【1】
腸の動きを良くするには入浴や深い呼吸でリラックスするといい
 リラックスすると、副交感神経が優位になり、腸の動きも良くなる。「うまくリラックスできない場合、体がほぐれることで心もゆったりした状態になる。夜、ゆっくり入浴するのも有効」(川崎幸クリニック心療内科の天野雄一医師)。「腹式呼吸も自律神経のバランスを整える効果が高い」(鳥居院長)。