Case3 便秘解消のためには激しい運動をしたほうがいいと思う

答えは…×

 運動不足は便秘の原因になるが、息が上がるようなハードな筋トレや、全力疾走するような激しい運動は交感神経の働きを優位にする。「腸の動きが悪くなっているストレス性の便秘にとっては、さらに悪化させる原因になりうる」と鳥居院長。

 もちろん、適度な運動は便秘解消のために有効だ。「お薦めは1日10~15分程度のウオーキング。景色などを楽しみながらマイペースで歩くことで自律神経のバランスが整い、腸の動きが改善しやすい」(鳥居院長)。

Case4「トイレが近いので、水分摂取は極力控えています」

答えは…×

 水分不足は便秘の大敵。「十分に水分を摂取していないと、便が硬く、かさが減って、腸内をスムーズに移動しにくくなる」(久里浜医療センター内視鏡健診センターの水上健部長)。特に冬や、ダイエット中で食べる量を減らしているときは、水分摂取量が減りやすい。便秘を防ぐためにも、1日1~1.5リットルを目安に水分をとるようにしよう。

 「水を飲むときは、一度にたくさん飲むのではなく、起床直後や歩いた後、入浴後や就寝前など、喉が渇いたタイミングでこまめに飲むようにすると、体への負担も少ない」(鳥居院長)。

  なお、「アルコールやコーヒーなども適量であれば、ストレス解消にも役立ち、便秘改善効果も期待できる」(水上部長)。

ストレス便秘の豆知識【2】
幸せホルモンとして知られるセロトニンがストレス便秘の大敵?!
 「ストレスを感じると、腸管では大量にセロトニンが分泌される。このセロトニンは、腸の動きを過剰にし、痛みやけいれんなどを引き起こす要因になる」と鳥居院長。脳では“幸せホルモン”として知られるセロトニンだが、腸で作られるものはまた働きが異なるようだ。