40代からのメタボ対策が、60代以降のアルツハイマー型認知症の予防に重要だとわかってきた。アルツハイマー型認知症の予防法から、治療、家族の心得までを3回にわたって紹介する。

・認知症は、脳に“ゴミ”がたまり始め20年で症状が出る【1】←本日はココ
・認知症を防ぐには40〜50代でメタボ対策を【2】
・認知症の人に、してはいけない9カ条とは【3】

 最近もの忘れがひどいという48歳・Iさんのお悩み。

 「本を読んでいるときに、数ページ前に登場した人物を「あれ、この登場人物って、誰だっけ?」と、内容を忘れて戻るようになってしまいました。テレビドラマを見ても内容に追いつけなくなっているので、認知症が始まっているのではと不安です」

 あなたにもこのような経験はないだろうか? 認知症の初期には、下表のような兆候が出る。認知症の人は自覚がないため、自分でチェックすると「すべて当てはまらない」と答えることも多い。その場合は周囲の人が代わりに評価しよう。

家族や自分に思い当たることがあれば受診を
□慣れている場所で道に迷った
□計算間違いが多くなった
□物の名前が出てこなくなった
□ささいなことで怒りっぽくなった
□以前はあった関心や興味が失われた
□テレビドラマの内容が理解できない
(データ:東京都健康長寿医療センターの資料をベースに編集部で構成)