認知症予防に役立つコグニサイズ

  コグニサイズは、Cognition(認知)とExercise(運動)を組み合わせた造語。運動しながら頭を使うことが認知症予防につながるという。ややきついと感じるレベルで行う。これは一人で行う一例で、グループで行うものもある。

ルールは、手と足で異なる動きを同時に行うこと

コグニサイズのルール

(1)コグニション課題は、「1、2、3、4、5、6……」と数えながら、3の倍数になったときに手をたたく。慣れてきたら手をたたく倍数を変えたりして工夫する。
(2)エクササイズ課題は、ステップを覚える。「右足を右へ出す→右足を戻す」「左足を左へ出す→左足を戻す」をリズミカルに繰り返す。やり方は次から。

認知症予防になるコグニサイズのやり方

(1)スタート:両足をそろえ、背すじを伸ばして立つ。
(2)右足のひざを上げて大きく右へ。
(3)右横へ大きくステップする。
(4)右足を元の位置に戻す。
(5)左足をひざを上げて大きく左へ。
(6)左横へ大きくステップして手をたたく。
(7)左足を元の位置に戻す。ここまでが1セット。

 拍手は3拍、足は4拍と異なるリズムで動かす。詳しくは国立長寿医療研究センターHP(https://www.ncgg.go.jp/hospital/kenshu/kenshu/27-4.html)へ。

 次回は、認知症の治療と介護の心得を紹介する。

伊東大介
慶應義塾大学医学部神経内科 医師
伊東大介 慶應義塾大学病院メモリークリニックで認知症の診療にあたるとともに、治療薬の開発などにも携わる。著書に『認知症 専門医が教える最新事情』(講談社+α新書)。
吉田勝明
横浜鶴見リハビリテーション病院 院長
吉田勝明 日本老年精神医学会専門医、日本精神神経学会精神科専門医。同院開設以来、認知症の高齢者の治療にあたる。著書に『「こころ」の名医が教える 認知症は接し方で100%変わる!』(IDP出版)。

取材・文/海老根祐子 イラスト/三弓素青 構成/羽田 光